2025年9月9日 【商品動画生成】Veo3が切り拓くアパレルECの商品動画の新時代 Google Cloud Vertex AI 検索する Popular tags 事例紹介 GEN-STEP 生成AI(Generative AI) Vertex AI Search Looker Studio BigQuery AlloyDB Google Workspace Cloud SQL Category Google Cloud Author rr SHARE 目次 Veo3とは 商品着用イメージとしての活用 まとめ ― VEO3は「動画を戦略資産」に変える Content アパレルECにおいて、静止画だけでは伝わらない「質感」「動き」「着用感」を表現するために、動画コンテンツの重要性は年々高まっています。 しかし現実には、動画制作には高額なコストや長い制作期間が伴い、限られたブランドやアイテムしか動画展開できないのが課題でした。 そこでGoogleの動画生成AIである Veo を使って動画コンテンツの作成を試みる企業も増えてきました。 ただし従来モデル(Veo2)では、動画の途中でモデルの顔が変わってしまう、 生地の質感が十分に伝わらない、指示通りの動画が生成されない といった課題が残っており、EC実務に安心して使えるレベルには一歩足りないという声もありました。 そこで2025年、Google CloudのVertex AI上で正式提供されたのがVeo3 です。 Veo3では、Veo2で課題だった点が大幅に改善されています。 Veo3とは Veo3は以下の機能を備えた、高品質な動画生成AIモデルです。 高精細映像と音声統合 1080p対応の動画に加え、効果音やセリフを含めた音声も同期して生成可能。 ECの商品説明やSNS動画を1ステップで作成できます。 Veo3 Fastによるスピードとコスト効率 Veo2にはなかった、スピードを重視した「Veo3 Fast」も利用可能。 通常のモデルでは動画生成に時間がかかりますが、このモデルなら大量SKUや短尺広告の量産が実現できます。 静止画から動画へ VEO2同様に商品画像を入力し、最大8秒の高品質動画に変換できる「画像to動画」機能を提供。 商品詳細ページでの着用イメージ強化に直結し、CV向上を後押しします。 安全性と企業利用配慮 全てのフレームにSynthID透かしを埋め込み、生成物の真正性を担保。 さらに著作権補償があるため、安心して商業利用できます。 これにより、Veo3は「ただの動画生成AI」ではなく、商業利用を前提としたプロダクトとして位置づけられています。 商品着用イメージとしての活用 Veo3は商品着用イメージとして活用できるか? 実写画像から動画を生成 それでは早速、モデルが商品を着用している画像から動画を生成し、ECでどのように見せられるかを確認します。 まずは Veo2 の動画から生成してみます。今回はECでよく掲載されるモデル着用画像を使い、ロングスカートの質感を表現してみます。 元の画像 この画像を入力として、Veo2 / Veo3 の両モデルで動画化します(Veo3は音楽も生成)。 プロンプト(共通) 明るい室内で撮影された、ブラウンのロングプリーツスカートを履いた女性モデル。自然光が差し込み、柔らかい影が背景に映る。モデルはゆっくりと前に数歩進み、スカートが軽やかに揺れる。途中で振り返り、優しく微笑む。カメラは最初ローアングルでスカートの揺れを強調し、その後ズームアウトして全体のシルエットを映す。温かみのあるナチュラルな色調で、商品ページ用のプロモーション映像のように仕上げる。 Veo2 生成動画 https://sight-r.sts-inc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2025/09/veo34.mp4 おおむね指示通りに動いていますが、スカートが揺れるタイミングが遅かったり、しわがやや不自然に見える箇所があります。 Veo3 生成動画(音楽あり) 音楽追加指示: 音楽は軽やかなアコースティックギターとピアノを基調にした心地よいBGMで、安心感と上品さを演出する。 https://sight-r.sts-inc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2025/09/veo33.mp4 一部でスカートの揺れに不自然さは残るものの、同一プロンプトでもVeo2より違和感の少ない動きになっています。BGMも指定どおり落ち着いた雰囲気です。 Tips: 今回は各モデルで最初に生成された結果を掲載しています。生成AIはプロンプトの微調整や試行回数によって印象が変わります。イメージと異なる場合は、動き・カメラワーク・尺などを少しずつ変えて複数回試すのがおすすめです。 まとめ ― VEO3は「動画を戦略資産」に変える 今回はVeo3を使って商品動画のイメージを生成してみました。 もはやVeoは単なる動画生成ツールの進化ではなく、アパレルECの競争力そのものを底上げする戦略的技術になりつつあります。 動画はこれまで「費用対効果が読みにくい贅沢品」でしたが、VEO3の登場によって標準装備の販促資産へと変わろうとしています。 2025年9月時点では、生成できる動画は最大8秒に限られています。 それでも、将来的な進化を見据えて、まずはお手持ちの画像を使い商品詳細ページに動画を載せることから始めてみてはいかがでしょうか。 頂きましたご意見につきましては、今後のより良い商品開発・サービス改善に活かしていきたいと考えております。 よく分かった 興味がある 面白かった よく分からない もっと知りたい Author rr Google Cloudの生成AIを活用した案件に参画 趣味は旅行で47都道府県制覇済み Google Cloud Vertex AI 2025年9月9日 【商品動画生成】Veo3が切り拓くアパレルECの商品動画の新時代 Category Google Cloud 前の記事を読む データサイエンスエージェントでArtifactを使えるようにしてみた!(ローカル開発編) 次の記事を読む EC商品の魅力を最大化する ― Gemini 2.5 Flash Image(Nano Banana) が切り拓くアパレルビジュアルの新時代 Recommendation オススメ記事 2023年9月5日 Google Cloud 【Google Cloud】Looker Studio × Looker Studio Pro × Looker を徹底比較!機能・選び方を解説 2023年8月24日 Google Cloud 【Google Cloud】Migrate for Anthos and GKEでVMを移行してみた(1:概要編) 2022年10月10日 Google Cloud 【Google Cloud】AlloyDB と Cloud SQL を徹底比較してみた!!(第1回:AlloyDB の概要、性能検証編) BigQuery ML ワークショップ開催のお知らせ 生成AI導入支援パッケージ Discovery AI導入支援パッケージ Google Cloud ホワイトペーパー 新着記事 2026年5月11日 Google Cloud BigQueryの役割はどう変わるのか-Google Cloud Next’26で感じた「AIエージェント時代のデータ基盤」 2026年5月11日 イベント・セミナー 【2026/5/28開催】EC運営を効率化! 生成AIでコンテンツ制作業務を加速させる改善術 2026年5月11日 モバイル Jetpack ComposeとCredential ManagerでPasskeyログインを実装してみた HOME Google Cloud 【商品動画生成】Veo3が切り拓くアパレルECの商品動画の新時代