2026年6月24日

BigQueryのData AgentをGemini Enterprise appに接続する手順とハマりポイント


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最近Conversational Analytics in BigQueryを触っていたところ、作成したData AgentをGemini Enterprise appから簡単に利用できそうな機能をみつけました。

実際に試してみたところ、接続自体はそれほど難しくありませんでしたが、OAuth設定やScope設定で少しハマったため、その手順をまとめます。

本記事では、

・Conversational Analytics in BigQueryとGemini Enterprise Appの概要

・異なるプロジェクト間でData Agentを接続する手順

・実際に遭遇したハマりポイント

をご紹介します。

※本記事は2026年6月10日時点の情報をもとに執筆しています。最新情報については公式ドキュメントをご確認ください。

Conversational Analytics in BigQueryとGemini Enterprise Appについて

まずは各サービスを簡単に紹介します。

 

【Conversational Analytics in BigQuery】

Conversational Analytics in BigQueryは、BigQuery上のデータに対して自然言語で質問できる機能です。

単なるSQL生成機能ではなく、分析用途に特化したData Agentを作成できる点が特徴です。

Data Agentには以下のような情報を設定できます。

・データソース

・テーブルメタデータ

・同義語等の用語

・検証済みクエリ(Golden Query)

これにより、組織固有の業務ルールを理解した分析エージェントをコンソール上で簡単に構築できます。

 

Gemini Enterprise App

Gemini Enterprise Appは、Gemini Enterpriseの利用者向けインターフェースです。

Gemini Enterpriseでは、

・データソース

・データストア

・エージェント

などを組み合わせ、利用者向けの検索・チャット体験を提供できます。

具体的な接続手順

では実際の具体的な接続手順を紹介します。

【前提条件】

・BigQuery上のData Agentを作成・公開済み

・Gemini Enterprise Appでアプリを作成済み

Gemini Enterprise 管理者ロールの権限がある

・作成したData AgentとGemini Enterprise Appは同一組織内の異なるプロジェクトに存在している

※今回の検証は、同一組織内の異なるプロジェクト構成で実施しています。

 

【接続手順】

作成したData AgentはGemini Enterprise AppでAgent-to-Agent(A2A)エージェントとして追加します。

 

①認可の詳細情報を構成する

・こちら公式ドキュメントでは省略可となっていましたが、設定しないとエラーが出たため、設定を行いました。

・作成したData Agentがあるプロジェクトで認可の詳細情報を構成します。

・詳細な手順についてはこちらの公式ドキュメントに丁寧に記載されています。

・上記の手順に従って、OAuthクライアントを作成し、Client ID、Authorization URIなどが含まれたJSONをダウンロードします。

・これらの値は後続の設定で利用するため保管しておきます。※このタイミングでダウンロードしないと他では参照できないもののため、注意してください。

 

②Gemini Enterprise AppにA2Aエージェントを登録する

・公式ドキュメントでの手順はこちらです。

 

(1)Data Agentの接続情報を取得する

・BigQueryでData Agentを公開すると、画像のようなGemini Enterprise Appとの接続に利用できるJSONをコピーできる画面が表示されます。

・ここでJSONをコピーします。

 

(2)A2Aエージェントを追加する

・Gemini Enterprise Appの画面で[エージェントの追加]>[A2A によるカスタム エージェント]の[追加]を選択します。

 

(3)JSONをインポートする

・[エージェントのインポート]に先程コピーしたJSONを貼り付けます。

 

(4)エージェント情報を確認する

・[エージェントの詳細をプレビュー]>[次へ]を選択します。

 

(5)OAuth情報を設定する

・エージェントの認可のページで、OAuthクライアントを作成した際にダウンロードしたJSONファイルに記載されている値を利用します

接続設定

設定画面では以下の値を入力します。

① Client ID

OAuthクライアント作成時にダウンロードしたJSONファイルのclient_id の値をそのまま入力します。

② Client Secret

JSONファイルのclient_secretの値をそのまま入力します。

③ Authorization URL

JSONファイル内の auth_uriの値を利用します。

今回の環境では以下の値が設定されていました。

https://accounts.google.com/o/oauth2/auth

ただし、Gemini Enterprise の A2A 接続では追加パラメータが必要なため、URLの末尾に以下を付与して入力します。

?access_type=offline&prompt=consent

最終的な設定例は以下の通りです。

https://accounts.google.com/o/oauth2/auth?access_type=offline&prompt=consent

⚠️ ハマりポイント

?access_type=offline&prompt=consent が含まれていない場合、エラーが発生しました。

④ Token URL

JSONファイルのtoken_uri の値をそのまま入力します。

⑤ Scope

以下の値を入力します。

https://www.googleapis.com/auth/cloud-platform

⚠️ ハマりポイント

今回の検証では、Scope が未設定の状態だと認証画面までは表示されるものの、承認後に接続できませんでした。

「エージェントに次の場所へのアクセスを追加で承認する必要があります」というメッセージが表示された場合は、Scope の設定を確認してみてください。

まとめ

上記を設定することで無事にGemini Enterprise Appの画面でData Agentを呼び出すことができました!
同様の構成で接続を試しているかたの参考になれば幸いです。

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