2025年4月23日

【Xcode 16 / Swift 6.0】SPMを用いたSwiftLintの導入方法について


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こんにちは、はるです。

突然ですが、皆さんはSwiftLintはご存知でしょうか。
これは、いわゆる静的解析ツールです。
括弧の表記方法やスペース、クラスの命名など個人によって差が発生しやすい部分をプロジェクト全体で統一化するものです。
統一化したルールに違反した実装がある場合、ビルド時に警告として表示することが出来ます。
非常に優れており、個人開発・チーム開発どちらの場合でも導入するべきだと考えています。
また、SwiftLintではプロジェクト毎に詳細にルールを変更することが可能なのですが、こちらも落とし穴があり学び始めて間もない開発者の方だと時間を要してしまうことがあります。
そのため、そちらも別途新規記事を執筆しようと考えておりますので今しばらくお待ちください!

本記事では、"Swift 6.0"及び"Xcode 16"環境下でのSwift Package Manager(SPM)を用いたSwiftLintの導入方法についてご紹介いたします。
普段ライブラリを導入する際の手順に則って進めてしまうと躓きやすいポイントがあり、時間を費やしてしまうケースがあるためそれを避けるべく執筆いたしました。

プロジェクト環境

プロジェクト環境は下記です。

  • IDE : Xcode 16.0
  • 言語:Swift 6.0

手順

手順1 : 作業プロジェクトをXcodeにて開く
手順2 : プロジェクトツリーを開き、ルートプロジェクトを右クリックし、”Add Package Dependencies”を押下

手順3 : 右上の”Search or Enter Package URL”へ https://github.com/realm/SwiftLint を追加
image.png

手順4 : “Add Package”を押下する
手順5 : “Add to Target”をどちらもNoneにする(Noneにしないとビルドエラーが発生します!)
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手順6 : “Add Package”を押下する
手順7 : ルートプロジェクトを押下
手順8 : SwiftLintを適用したいTARGETSを押下
手順9 : “Build Phases”を開く
手順10 : “Run build Tool Plug-ins”を開く

手順11 : “+”アイコンを押下
手順12 : “SwiftLintBuildToolPlugin”を選択し、”Add”を押下
image.png
手順13 : 下記のように静的解析に違反した命名を行いビルドしてエラーが発生すれば成功
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まとめ

SwiftLintの導入は意外とややこしいです。
特に手順5の際、普段通りTargetを指定してしまうと解決に非常に時間を要することになるので注意する必要がありますね。

2025年4月23日 【Xcode 16 / Swift 6.0】SPMを用いたSwiftLintの導入方法について

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