2017年11月15日
[B-Introduction]「女の転職@type」 株式会社キャリアデザインセンター様
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Introduction
今回は、正社員で長く働きたい女性のための転職サイト「女の転職@type」を運営されている株式会社キャリアデザインセンター様の事例をご紹介します。
キャリアデザインセンター様の事業をサポートする立場として、弊社がどう取り組んできたかご紹介します。
後半では、キャリアデザインセンター様のご担当者様へのインタビューを取り上げます。
Outline

弊社はキャリアデザインセンター様の転職サイト「女の転職@type」の開発・保守をアプリケーション・インフラのトータルサービスで対応をしています。
「女の転職」の開発・保守を開始してから10年近くが経っており、この間、業務の進め方に変化がありました。
当初は社内で開発・保守を行っていましたが、万全を期したサポート体制とするため、現在は弊社社員がキャリアデザインセンター様のオフィスに常駐しています。
私たちのポリシーは、「サービスを一緒に考える」
それを支えるシステムは、安定・維持と不測の事態における初動が大切だと考えています。
システムの開発・保守を行うだけでなく、お客様の提供するサービスの価値向上をお客様と考えるという姿勢で臨んでいます。
「女の転職@type」の開発では、お客様の業務や運用フローを整理し、要件定義を進めます。
しかし弊社社内で開発を行っていた頃は、規模の大きい開発で情報のキャッチアップに時間がかかったり、業務要件の認識齟齬が発生したりするなど、手戻りが発生しやすい状況がありました。
そういった状況を解消し、より密着したサポート体制を提供できるようにするため、現在ではキャリアデザインセンター様のオフィスに弊社社員が常駐しております。
これにより、システム部門のご担当者様に加えて、各部署の方々とも打ち合わせを行いながらご支援ができるようになりました。
サイトの需要、事業拡大に対応したシステム基盤の維持の秘訣

よりよいサポートを目指して変化を続ける
お客様と対面でのコミュニケーションが増えたことで、常駐する社員全員の当事者意識がより強まりました。情報を正しくキャッチし速やかにシステムに反映するを重要視するようになり、より俊敏かつ高品質な開発を目指すようになりました。またこの意識が波及し、システム開発のプロセス改善の見直しにも目が向かうようになりました。

現在弊社は、「女の転職@type」でアプリケーション・インフラのトータルサービスを提供しています。
これにより、お客様の要望に対して、アプリケーションとインフラの両面でシステム構成を検討でき、かつスピードをもって実現できる強みがあります。
緊急性の必要な対応に関しても、それぞれの分野が連携して総合的な解決案がご用意できます。
Interview







常駐によって品質とスピードが大きく変わった
–常駐によって一番大きく変化したと感じることを教えていただけますか。
古澤様:品質とスピードが圧倒的に変わったと感じます。また、私たちがいろいろとやりたい施策がある中で、その優先度を熱で感じ取ってもらえるので助かります。
佐々木様:直接会話をする機会が増えて、意図をそのままお伝えできることが大きな要因だと思います。
古澤様:そうですね。やりたいことに関して、コミュニケーションが密になったからこそ、システム観点でのアドバイスがもらえるようになったと思うんです。それまでは「依頼します、わかりました、やりました」だったんです。その時点でシステム会社としては十分すばらしいとは思うんですが、今は自分たちがやりたいと思っていることの先まで理解してくれている。御社が全体を考慮してくれているので、その中で優先順位を相談できるのはありがたいです。
–システム保守の面で改善はありましたでしょうか
佐々木様:普段、少なくても1日1件は社内外からシステムに対する問い合わせが来るんです。ロケーションが離れていた時は、メールや電話で連絡をしても、いらっしゃらないときは折り返しを待つしかなくて、問い合わせていただいた方を待たせてしまうこともありました。
今は同じオフィス内にいるので、それこそすぐに聞くことができるし、皆様にさっと動いてもらえる。
システム保守は、何もない時は普段通り過ごしていていいんですけど、何かあった時にはやはりすばやくトラブルシューティングしていただくことが必要で、そのスピードが格段に上がったなと思います。
サイトの需要拡大とそれに合わせた改善
–3年ほど前、アプリケーション基盤の刷新案件にも対応させていただきました。
成田:サイトの利用者数が急激に増加していた頃で、過去の設計思想だとシステムが持たないのではないかという危惧がありました。
佐々木様:当初の設計が今のデータ量を予定していなかったので、当然どこかで調整しないといけなかった。アプリケーション基盤の刷新はやったからといって外見的に変わることはないので、なかなか投資しづらい部分です。ですが、弊社の社長が「走っている電車ばかりがいつも見えがちだが、電車が走れるのは夜中に保線の人が線路を点検しているから」と言っているのと同じで、外見的には分からなくても、長い目で見ると必要なことです。
成田:そうですね。また当時の対応の前提として、もともとの業務プロセスを変えないで、しかもサイトを停止せずに、いかにスピードを持って刷新できるかも同様に重要でした。加えて、単純にアプリケーション基盤を刷新するだけでなく、今後の開発やサイトへの効果を見越した対応も含まれていました。例えばURLの構成変更などです。
古澤様:同じタイミングでURL構成の変更ができてよかったです。その先の開発を見込んでいたので、その後行ったSEO施策なども、円滑に進めることができました。普通だったらそのタイミングでURL構成を変えようとはならないですよ。
アプリケーションとインフラのトータルサービスで最適化した環境を提供
–アプリケーションとインフラのトータルサービスでのメリットは感じられますか。
佐々木様:WEBサイトなので、レスポンスが悪いのって致命的なんです。レスポンスはアプリケーション開発によるところもありますが、やはりインフラが脆弱だと頭打ちになってしまいます。その部分は御社内でいつも協議して、最適化していただいているのでとても助かっています。
成田:私たちとしても、同じ会社の中でやり取りができるので進めやすいですし、お客様より安心していただけるのではないかなと思っています。
–レスポンスの改善には満足いただけてますでしょうか。
古澤様:以前に比べるとレスポンスの速度は改善したと感じます。
成田:アプリケーション開発ではスマホサイトのリニューアルを行い、UI(ユーザーインターフェース)が改善されたことからレスポンスはさらに向上したと思います。
古澤様:そうですね。昨今業界内ではMFI(モバイルファーストインデックス)が話題で、Googleも検索順位の評価にユーザビリティを採用するという話もありますので、これからもユーザが使いやすいサービスに成長させていけるように心がけていきたいと思います。
事業への理解と、品質と納期への信頼感
–弊社の強みと感じられる部分をお聞かせください
佐々木様:御社のようなシステム会社に開発や保守を依頼する際、私たちとしては本来、開発や保守自体が目的ではなくて、それによって実現したいことがあるわけです。システムサポート様にはそれを汲み取ってもらえて、「顧客の事業への貢献」を考えていただける。「それを実現したいのであれば、こういう風にやったほうがいいんじゃないか」とご提案をいただけるので、とてもありがたいと思っています。
古澤様:品質と納期で裏切られたことがない。その信頼感が一番の強みだと思います。また弊社の事業モデルを理解してくれる姿勢もとてもありがたいですね。来ていただいている社員の皆さん全員から感じられます。
より良いサイト運営のために、今後期待すること
–今後弊社への期待についてお聞かせください
古澤様:サイトで募集している求人への応募数や、利用者数つまりUU(ユニークユーザー)数を上げるなど、システムの観点で「女の転職@type」のプランニングを考えていただきたいです。
佐々木様:普段より仕様書をお渡ししていますが、当然抜け漏れがある場合もあります。そういった部分で、これからもサポートいただきたいです。
古澤様:私たち向けにシステム開発の勉強会などもあるとうれしいです。サイトを運営していく中で、その根幹が理解できると今後のサイト運営により生かせると考えています。